事例紹介

M&Aで財務基盤を強化 目指すのは教務システム開発No.1

M&Aで財務基盤を強化 目指すのは教務システム開発No.1
  • 譲渡企業A社
    業種
    IT業
    地域
    中部
    設立
    約40年
    事業内容
    受託開発
  • 譲受企業B社
    業種
    不動産業
    地域
    東北
    設立
    約30年
    事業内容
    不動産賃貸

ソフトウェアの受託開発を手掛けるA社は、高度な開発技術を有する一方で、大手と競合することが多く、案件の獲得に苦戦していた。大手と並び戦っていくには資本の拡大が必要だと感じていたA社会長は、息子が自社を承継する意志がなかったこともありM&Aの検討を開始。自社の財務基盤強化と後継者問題の解決に向け動き出した。
譲渡先を探すなかでA社は不動産投資など様々な事業を手がけるB社と出会う。「資金のサポートは行うので、やりたいことを自由にやってほしい」というB社社長の言葉に心を動かされたA社会長はM&Aを決断。
今後、B社の強力なサポートのもと、営業力・開発力が強化され、更なる成長が期待される。

課題

  • A社社長には息子がいるものの、承継の意思がなく後継者不在の状態
  • 最新の技術を扱っており技術力に自信があるものの、営業面で大手企業に負けてしまう
  • 新しく高度なシステムを開発しており、大手に営業で負けないよう財務基盤を強化する必要あり

効果

  • 後継者不在問題の解決
  • 営業力が強化され、大手と肩を並べて営業活動を行うことが可能に
  • 財務基盤が強化され、営業面に限らず新規開発に向けより多くの資金投入が可能に

資本力の拡大と後継者問題解決のためM&Aを検討

高い技術力で教務システム開発に強みを持つA社。しかし、大手企業との競合で案件の獲得に苦戦しており、その状況を打開するため財務基盤の強化を視野に入れていた。また、60代のA社会長には息子がいるものの承継の意思がなく、後継者不在の課題にも直面していた。A社の存続と更なる成長について考えた結果、A社会長はM&Aの本格的な検討を始めた。

  • 譲渡企業A社
    会長

    当社は営業力が弱く、開発能力はあるのにいつも大手に負けてばかりを繰り返していました。私はその状況を打破するためにどんな策があるのかと悩んでいました。
    その選択肢の一つとしてM&Aも考えてはいましたが、本格的な検討まではしていませんでした。M&Aについて本格的に検討し始めたのは、私がたまたま会社にいて、fundbookからの電話を取ったのがきっかけです。その後実際にお会いしてお話を聞いていくなかで、M&Aの検討を進めるようになりました。

  • fundbook
    アドバイザー

    A社会長が仰るように、初回のご面談時では、A社会長の中ではM&Aはあくまでも選択肢の一つ、といった印象でした。しかしその後、A社の課題やA社会長の本音を聞いたときに、「それらを解決する方法はM&Aしかない」と確信しました。
    A社会長は人柄が素晴らしく、また聡明なオーナー様で、お話していくなかで、A社会長の会社をさらに発展させるお手伝いができればと強く感じました。

M&A決断の決め手は「『やりたいこと』を応援してくれる姿勢」

譲渡候補先を探すなかで、不動産賃貸をはじめ様々な事業を手掛ける上場企業のB社とマッチング。A社会長は、上場企業とのM&Aは利益が優先され、「やりたいことができなくなる」「やりたくないことをやらされる」という印象を抱いていた。しかしB社社長との面談を通じて「自分がやりたいことをやる」という姿勢が共通していることが分かり、「やりたいことを自由にやってほしい、投資という形でサポートする」というB社社長の意向を受け、A社会長はB社とのM&Aを決断。B社にとっても、既存事業におけるシステム開発においてA社の高度な技術を活用することができるため、両社にとって高いシナジーが見込まれた。

  • 譲渡企業A社
    会長

    B社と実際にお会いし、「考え方が面白く、経営理念で共通点がたくさんある」という印象を感じました。事業場の観点からも、当社が今まで資金力がなかったために断念したことも、B社の資金力を活用することで新たな試みが出来るなとも思い、B社とのM&Aによる当社のメリットを非常に感じました。M&Aをするなら、面白い組み合わせであれば、と考えていましたが、まさにそれが叶ったマッチングだと思います。

  • 譲受企業B社
    社長

    A社は業界最大手の取引先に多数の口座を持っており、取引先拡大という観点で興味を持ちました。実際にA社会長とお会いした時は、次から次にアイデアが出るタイプで、私と同じタイプだなと実感しました。また、ただアイデアが出てくるだけでなく、それを具現化する開発能力をA社は有しており、最初に興味を持った以上に非常に魅力的な企業だと感じました。

  • fundbook
    アドバイザー

    両社の面談は、常に話題が尽きなかったのが印象的です。A社会長は、自身のアイデアを本気で実行しようとするB社社長の人柄に好印象で、またB社の取締役は、アイデアをビジネスにすることに長けた人物であり、その点もプラスに作用していました。B社社長は、自社がA社に投資することによって、より良い技術が大きく羽ばたいていくことを楽しみにしている様子でした。

強力な財務基盤のもと、更なる事業成長へ

A社とB社のM&Aは無事成約し、同時に後継者不在問題も解消された。今後は強固な財務基盤のもと、営業力を強化するとともに新規開発も進め、強みである教務システム開発でNo.1を目指していく。B社はA社の経営方針を尊重し、資金面でのサポートに徹し、今後の成長に寄与していく。また、A社とB社それぞれの強みを活かした協業も動き出しており、両社の更なる成長が期待される。

  • 譲渡企業A社
    会長

    M&Aを進めていくなかでたくさんのわがままを言ったのに全て受け入れてもらったので、成約した時は、これから成功していくために身が引き締まる思いでした。
    社内ではB社とのM&Aについて反対意見はなく、今後の前向きな話で盛り上がっていました。fundbookには、このようなお相手と一緒になれたことを大変感謝しています。これから会社を大きくして、今度は弊社が譲受側となり、またお世話になりたいと思います。

  • 譲受企業B社
    社長

    成約が実現したときは、嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。A社の技術をお借りして、これから見たこともないようなIT技術を世に出していきたいと思っていいます。このM&Aを実現させてくれたfundbookにはこれからもお世話になって、M&Aを積極的に推進していきたいと思います。

  • fundbook
    アドバイザー

    成約式は、何一つわだかまりがない、笑いが絶えないものになりました。本件を機に、担当者として、A社会長とはこれから一生のお付き合いをしていくことで固く約束させていただきました。また、ご成約後に早速お知り合いの企業のご紹介もしていただけました。これからどのような化学反応が起きていくか、私自身が非常に楽しみなM&Aとなりました。

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