インタビュー

2026年4月3日

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A

2025年8月14日、譲渡成立

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A
  • 譲渡企業
    株式会社ボルクス
    設立
    1998年
    事業内容
    電気工事業
  • 譲受企業
    株式会社サン
    設立
    2001年
    事業内容
    介護事業、太陽光発電事業、保険事業、幼稚園運営事業、不動産事業
    URL
    https://333.solar/

高知県で電気設備工事などを手掛ける株式会社ボルクス。池上和也氏は、その前身となる会社へ2005年に入社しました。入社後、持ち前の行動力で公共工事を受注できる環境を作り上げ、30歳の若さで代表に就任。その後も、自社の施工能力をますます磨きながら収益拡大に努め、現在は県内のAランク業者として、行政からも厚い信頼が置かれる企業となっています。

県内の人口減少が加速する状況下でも、さらなる成長を遂げるべくM&Aを検討し始めた池上氏。当初は譲受する立場で動き出しましたが、譲受だけに固執せず、冷静に最善の手段とパートナー企業を求めてきた結果、太陽光発電など幅広い事業を展開する株式会社サンと出会います。サンの代表取締役・織⼾四郎氏の考えに共感し、M&A後の成長もイメージできたことから、2025年8月、ボルクスを譲渡側としてM&Aが成約しました。池上氏の手腕はグループから重宝され、自身も躍進を続けています。

数々の困難を乗り越えてボルクスの成長に貢献してきた池上氏に、M&A成約までの経緯や今後の展望などを伺いました。

小さな会社で誰よりも行動し、会社の成長に貢献してきた

ボルクス様の事業内容や強みをお教えください。

池上氏:当社は建設業の中でも電気設備工事業を主に手掛けており、取引先は現在、行政の公共工事が大半のシェアを占めています。施工能力などが評価され、10年近く前から高知県内のAランク業者として受注できていることが強みです。

池上様のご経歴もお聞かせいただけますか?

池上氏:昔、県外に出ていた時期がありまして、20年ほど前に高知に戻ってきたのですが、当時は県内に就きたい仕事も求人自体もほとんどない状態でした。色々と考えていたときに電気工事士について情報を得る機会があり、「電気工事士の資格を取得して手に職をつければ、生活には困らないだろう」と漠然と考え、JRの下請け会社に就職しました。

そんなあるとき、ボルクスの前身となる会社の創業者に「(キャリアの)レールを敷いてあげるから、うちの会社に入りなさい」と、声を掛けられたんです。ただ、私は人にレールを敷いてもらうことに抵抗がある性分で、いずれは自分で事業や会社を立ち上げたい野心があったので、このときは「雇ってください」とは言わずに、「分かりました、行きます」と、そんな返事で入社しました。

入社のきっかけはこのような形ですが、前職では電気設備の保守のみを担当していた私が、電気工事で配線して受電するまでのプロセスをここで学べたことはありがたかったと思っています。また、成長スピードの速い業界ですので、補いきれない部分は電気工事組合の仲間から学び得たことが後に大きく活かされていると感じています。

ボルクス様の前身となる会社に入社してから、仕事や事業は順調でしたか?

池上氏:それが、高度成長期のインフラ工事に注力していた会社でしたから、その後は成長スピードが落ち着いてきた、とても小さな会社だったので、人もいない、道具もない、仕事も少ない状況で、これはどうしようかと。当時受注できていた仕事は民間工事がほとんどで、内容を見ても成長できる余地が小さいことは明らかでした。とりあえず会社の中身を知ることがまず大事なので、誰よりも自発的に行動してきました。

私は将来起業することを目指して20歳頃から勉強を始めていたこともあり、24〜25歳頃には会社設立の方法や経営についての知識がほぼ網羅的に頭に入っていたと思います。また、27歳までには、電気工事関連の公共工事を受注する際の審査評点に役立つ資格をほぼ取り終えていたので、自分で創業ができるだろうという自負を持っていました。なので、だんだんと自分一人で仕事を取ってきては終わらせて、売上を上げていく――というやり方を繰り返していたのです。そのうちに、公共工事を年間1~2件程度受注できる環境をこの会社で作ることができ、徐々に仕事も増やせるようになりました。

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A
株式会社ボルクス 池上和也氏

起業の夢を見送り代表に就任。経営を立て直しAランク業者に

代表にはどのような経緯で就任しましたか?

池上氏:創業者は電気工事組合でも理事でしたから、少なからず業界の将来を危惧する考えを持っていました。高知県では比較的早い、私が25歳のときに役員就任の打診がありましたが、私の中で考えがあり一旦辞退したのです。その後、気持ちの整理をし、経営業務の管理責任者の要件に合うように自らアプローチし27歳で役員に就任しました。時同じくして創業者が病気を患ったので、私が決定権者として、取引先や税理士など、今後もお付き合いが続く方々には私が最前線に立って対応するよう、新しい体制を整えていきました。その後私が30歳の頃に代表を交代し、全面的に会社を引き継ぎました。

ただ、自分で会社を立ち上げたい思いはずっと持っていたので、正直なところ、既存の会社を引き継ぐことは自分の中では本意ではなかったんです。

起業の夢がありながらも、なぜ会社を引き継いだのでしょうか?

池上氏:起業という観点では、相対的に時間軸を優先しました。大規模工事を受注できる環境やAランク業者になるためには、営業年数も重要な評価点となるからです。引き継いだ時点でボルクスの前身の会社は15年ほど建設業許可取得後の営業実績があったので、その価値は非常に大きいと思っていました。

引き継いでからというもの、雇用と働きやすい環境の整備を一番に、施工能力のさらなる向上や業績改善に向けた努力を続け、ついにはAランク業者になるという一つの目標が達成できました。

人・道具・仕事が少ない状況からAランク業者になるまでには、多くの苦労があったのではないでしょうか。

池上氏:入社当時は業績が低く、創業者が役員報酬を下げて赤字にならないようにしていたほどでした。

耳では、キャッシュフローを事務と話をしていましたが、創業者が亡くなってから実際初めて会社の通帳残高を目で見たときは、「翌月には資金が尽きてもおかしくないな」と、愕然とするくらいのレベルだったんです。仕方がないのでお金を借りることにしたのですが、それまでの私は借金は良くないことだと思っており、個人でもしたことがなかったんです。ただ、代表であるからには、やらないといけないという気概でした。

借り入れたお金は、その半年後から2年かけて完済し、与信枠が上がった分をまた借り入れて事業に投資して――といった具合に、徐々に売上を伸ばしていきました。同時に、電気通信の建設協許可を取得して将来への準備を積み重ねつつ努力しててきた結果、電気工事許可ではAランク業者にもなれましたし、関係する皆さんのおかげで業績が好転する時期も訪れそのチャンスを手にする歯車がかみ合ったこともあり、思い描いていたくらいにはなれたのではないかと思っています。

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A

「譲受」から「譲渡」へ。今後の成長を最も描ける道を選択

池上様がM&Aをご検討し始めた時期や理由をお聞かせください。

池上氏:fundbookさんとお会いする2年ほど前に、最初は譲受側として検討を始めていたんです。他のM&A仲介会社や金融機関、税理士などを通して、良いお相手がいないかと探していたのですが、投資回収など諸々のことを考えながら厳しい目線で見ていると、気持ちもナーバスになってしまいます。

数社と面談もしましたが、なかなか良い企業に巡り合えずに行き詰っていたとき、fundbookさんと初めてお会いし、仲介を依頼しました。譲渡側として動き始めたのはこのときからです。

もともと譲受側でご検討していた池上様が、なぜ譲渡側として再検討を始めたのでしょうか?

池上氏:私は常に「進」と「退」を同時進行で考えていて、進むべきときは腹をくくって進み、引くべきときは引くようにしています。M&Aにおいても同様に、「譲渡」「譲受」のいずれかに固執するのではなく、合理的かつ総合的に見て本当に良いと思う手段を判断したまでです。譲渡に向けて動き出すことにも、何ら違和感や抵抗感はありませんでした。

譲渡側で検討し始めてからは、どのような企業をM&Aのお相手に希望しましたか?

池上氏:最初の段階では、あまり具体的なイメージは描けていませんでした。ですが、fundbookのアドバイザーさんが私個人にも会社に対しても真摯に向き合ってくれて、規模や社風も様々な企業と会う機会を設けてくれました。そうしていくなかで私の経験値が高まっていき、イメージがしやすくなっていきました。

よく言われる「シナジー」という部分に意識を向けたとき、例えば「A社は年度末の3月以降、次の受注がある7月までは閑散期になるから、ここで民間工事を入れれば企業価値はもっと高まりそうだ」とか、「難易度の高い特殊工事を手掛けるB社と一緒になり、高知でその分野の市場を温めていけば、かなり強い会社になれるな」など、いろんなイメージができてくるわけです。そうして各社との面談と検討を重ね、会社同士が融合した後のシナジーが一番イメージできたサンさんとのM&Aを決めました。

サン様とは初回の面談からM&A後のイメージができましたか?

池上氏:私もかなり慎重なタイプなので、話を深掘りしながら徐々にイメージを膨らませていきました。ただ、サンさんの織戸社長が「好きな人と仕事をする。そういう人たちと一緒に仕事がしたい」といった内容のお話をされて、それがすごく納得できましたし、しっくりきたことが印象に残っています。

サンさんはこれまでも何度かM&Aを実施した経験をお持ちですが、グループ会社をどうケアしているのか、どのような関係性を構築しているのかなどは、実際にグループインしてみないと分からないと思います。面談では想像するしかできないものですが、それでも織戸社長の言動から、サンさんと手を組めばボルクスとして最もシナジーが創出できるだろうと、徐々にイメージができたことは確かです。

どのようなシナジーが想像できたのでしょうか?

池上氏:当社は「どんな公共工事の仕事も取る電気屋さん」みたいな形で、ここ数年は行政にも名が通っており、仕事を任せていただけるようになっています。ですが、建設業はどうしても受注産業であることに変わりありません。もしサンさんに譲受していただいた場合、少なくともサンさんに迷惑はかけたくありません。なので、面談では当社の今後の展望を話すなかで、「閑散期に民間需要を取り入れていくことで、ボルクスは今よりもっと強い経営ができ、サングループへ寄与できる」といったアピールをさせていただきました。

すると、サンさんの展開する太陽光発電事業の取引先から、当社も仕事が受注できるかもしれないというお話をしてくださったんです。サンさん側の民間需要でグループのシナジーを見出し、公共と民間でボルクスの業績をさらに拡大していけば、サンさんにお返しができるだろうと。そんな明確なシナジーが想像できました。

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A

次は「譲受側」へ。グループの建設関連M&Aに携わり、学びの多い環境で役割を広げる

M&Aが成約して、従業員の皆様にはどのようにお伝えしましたか?

池上氏:成約の1週間後あたりに、「皆さんに大事な話がある」と言って、食事会を開いたんです。そう声を掛けたので、皆が異様な雰囲気を感じながら集まったところで、「以前からどこかと業務提携しようとか言っていたけど、実はこの1年ほどM&Aに向けて動いていて、会社を譲渡した」と話しました。

皆、最初は驚いたせいか沈黙していましたが、サンさんがどんな会社かを説明し、規模の大きなグループと一緒になれた良さが理解できたようで、ネガティブな意見を言う人は誰もいませんでした。

高知県内の電気設備工事会社で、サンさんほど大きなスケールの会社と一緒になる事例は珍しいだろうと、私の中では思っています。大きな会社と手を組めたことが従業員の安堵感にもつながっているでしょうし、「今後は県外でこんな案件を受注できるかもしれない」といったプラスの話ができることで、従業員も夢や希望を持てるようになるわけです。言うなれば、サンさんとのM&Aで、従業員の“気持ちの担保”もできたのではないかと考えています。

M&Aが成約した今の池上様のお気持ちはいかがですか?

池上氏:グループインしたことで、自分に協力できることはどんどんしていきたいです。

現在、私はボルクスを次世代につなぐための「再現性のある組織づくり」に注力しつつ、グループでの建設工事分野のM&Aにおいて、候補企業の概要書作成、デューディリジェンスなどが進行するタイミングで書類に目を通す機会をいただいており、勉強になりますし、刺激的な日々を送っています。以前グループインした会社と不定期でも経営会議を開催して足並みをそろえたり、グループ企業のもとに出向いて、人事面や課題を共有していくことを通じて、経営管理に携わることができています。建設グループ会議に出向いた際には、譲渡後の企業の会長から「譲受してもらった後に自社がグループに貢献できるかを心配していたけど、池上さんと深い話が出来てよかったよ」と、安心した言葉をいただきました。

今後もサングループがM&Aを継続していく限り、役割をいただければ、私にできることはしっかり遂行していきたいです。

早速、池上様はグループの中で活躍されているのですね。

池上氏:ただ、ボルクスとしてもサンさんに迷惑をかけたくないので、当社の取り組みにも力を入れています。県外の会社から県内で最大規模の民間工事を受注しましたし、一方では、これまであまり手掛けてこなかった小規模の案件も、積極的に取り始めています。

建設業の難しいところは、例え昨年の仕事量に余裕があったからといって、簡単に今年の仕事量を増やせるものではないことです。受注産業なので、自分の手で全てをコントロールできるわけでもなく、また、複数の案件で重複しながら現場代理人や技術者を配置しなければならないので、まるでパズルのピースのように緻密に仕事と人材を当てはめないと、うまく仕事は取れていけません。

小規模案件もピースに加わった分、従業員からすると前よりも慌ただしく感じていると思います。ですが、背景は分かってくれていると思いますし、私としても育ててきた従業員の皆が長く働けるよう、仕事が十分に供給される状況を確立し、しっかりと所得を上げてあげたいですから。実現すれば、「M&Aをしてよかった」という従業員の実感も、より増してくれると思っています。

ボルクス様がM&Aを実施したことに対して、周囲の方々からは何か反応がありましたか?

池上氏:県内の電気設備工事業界の中でも、ある程度認知されている私がM&Aに動いたことに、一部では激震が起きたと思います。

近頃は同業者の皆さんに私からM&Aの話をよくしているのですが、最初は「よく分からない」「騙されているんじゃないか?」という反応だったのが、「ちょっと話を聞かせて」「面白いね、今度ご飯でも行こうよ」といったものに変化していきました。こうして発信していると、これも言霊になって「池上くんだから言うよ」と、M&Aに関する相談を受けることも日に日に多くなっています。

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永く発展していくために。建設業で“再現性のある会社”を目指す

グループでのシナジー創出に向けて、どのような構想を立てていますか?

池上氏:サンさんは引き続きM&Aに積極的な姿勢なので、これからグループインする企業も含め、各社をうまく機能させていくことがまず大事だと思っています。

これはまだ具体的な構想ではありませんが、例えばサンさんのもとで一定規模の建設グループができたとして、私が経営管理に携わることで建設分野の業績が改善すれば、私が思う「グループに対して寄与できた価値」になります。こういった能動的な動きができる会社や人材が増えることで、微力ながらでもグループをより強固な組織にしていく働きかけが習慣化されて、最終的には仕組化される。そういったことが実現されれば、自分の役割として、少しは担えたかなと納得できるかと思います。

遠方のグループ会社とボルクスが業務で協業するのは少しイメージしづらいですが、それよりも、グループが抱える“人”が持つ能力や特性を生かして、全体で改善・発展していければいいねと、先日も織戸社長と話していたところです。

最後に、池上様とボルクス様の今後の目標や抱負をお聞かせください。

池上氏:一つは、頑張っている従業員あってこそ会社は成り立つので、従業員の所得をもっと上げられるようにしたいです。現時点でも県内の同業種では少しは高いほうなのですが、従業員の皆がもっと旅行や外食に行けたり、子どもの教育に余裕を持てたりと、人生における楽しみを可能な限り多く感じてほしいですから。

それともう一つは、ボルクスを“再現性のある会社”として確立することです。要するに、私が取ってくる仕事に業績の大部分が依存してしまうのではなく、例え私がいなくても会社が軌道に乗っていられる状態にするということです。数年前から整備を進めつつあり、その過程として、建設業界では珍しく、5年前から私が出社せずともほとんどの仕事がリモート指示で完結できる意識づけを敷きました。

“再現性のある会社”となるには、従業員の皆にも自発的かつ能動的に考えて行動してもらう必要があるので、所得の向上はそのためでもあります。

理想は、業績が拡大し、従業員の所得が向上することでさらなる雇用が創出される、という循環を築くことです。“再現性のある会社”となれば、企業は永く続いていくことができます。また、ゆくゆくはボルクスが譲受する立場となって、いっそう発展させたい熱意はまったく衰えていないので、できるだけ早く理想の循環に導けるよう、引き続き尽力していきます。

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M&Aの経験を、ほかに必要とする方々へも役立てていきたい

株式会社ボルクス
取締役 池上 和也氏

私は、ボルクスの譲渡後にグループでM&Aによる譲受を進めていく流れを目の当たりにしましたが、雇われる立場としてすごく興味があり、この動きを自分もやりたいと思えました。当然ながらボルクスの管理と並行し、時間配分では管理が大変なことは多くありつつも、関連企業の困りごとを聞いてそれを形にできる、ものすごくいい仕事だと感じています。人口が減っていくなかで業績が下降したとしても、企業と企業が手を組むことで新たに機能し始めるそういったところに、やりがいを覚えたのだと思います。

M&Aは世の中に必要な手法であって、M&Aの促進でプラスに働くことはたくさんあるはずです。ただ、現状ではM&Aがよく分からないという人はまだまだ多く、一昔前のネガティブなイメージが払拭しきれていません。例えば、金融機関や行政なども巻き込んで信頼できる情報を広く発信するなど、M&Aを必要としている方々に寄り添う方法が整備されていけば、もっと身近な手法として普及していくのではないでしょうか。

私は今回、譲受と譲渡の双方の立場で、とても価値のある経験をさせてもらいました。この知識と経験を糧に、M&Aを求める方々へ私自身も役に立っていきたいと思っています。

成長を最優先に「他社の買収」から「自社の売却」へ。新たなやりがいも得た若手社長のM&A

担当アドバイザー コメント

この度、高知県にて電気設備工事業を手掛ける株式会社ボルクス様と、
太陽光発電事業をはじめ介護事業・保険事業・不動産事業など多角的に事業展開されている株式会社サン様とのM&Aをお手伝いさせていただきました。

本件は、ボルクス代表の池上様がさらなる成長を見据え、当初は譲受による事業拡大を模索されていたことがきっかけとなりました。
公共工事を中心に着実に実績を積み重ね、高知県内でもAランク業者として評価されるまでに成長された同社において、今後の発展の為には、自社単独での成長に限らない選択肢も必要ではないかというお考えをお持ちでした。

「譲受」「譲渡」という形式にとらわれるのではなく、企業として最も合理的かつ持続的な成長を実現できる手段は何か。そうした視点で複数の可能性を検討される中で、グループとして多様な事業基盤を有し、M&Aを通じた成長戦略を推進されている株式会社サン様との出会いがありました。

株式会社サン様は、太陽光発電事業をはじめとした幅広い事業ポートフォリオを有し、グループ全体でのシナジー創出を重視した経営を行われております。「従業員が安心して働ける環境をつくること」「企業として永続的に発展していくこと」を大切にされている点において、共通した価値観をお持ちでした。

本件M&Aを通じ、ボルクス様においては公共工事に加え民間需要の取り込みによる事業基盤の強化、サン様においては建設分野の機能拡充といった相互補完が期待されております。また、池上様ご自身もグループの建設分野におけるM&A推進や組織づくりに関与されるなど、新たな役割の中で更なるご活躍が期待されております。

今回のご縁を通じて、両社様がそれぞれの強みを活かしながら持続的な成長を実現されるとともに、本取り組みが建設業界における新たな成長モデルの一例となることを、担当アドバイザーとして心より願っております。

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