インタビュー

2024年3月21日、譲渡成立

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦
  • 譲渡企業
    株式会社セキサン
    設立
    1962年
    事業内容
    LPガス・高圧ガス販売等
    URL
    https://kksekisan.co.jp/
  • 譲受企業
    株式会社サイサン
    設立
    1954年
    事業内容
    エネルギー供給・販売等
    URL
    https://www.saisan.net/

岡山県津山市で1962年に設立した株式会社セキサンは、地域密着の老舗ガス会社です。代表取締役社長の苅田裕也氏は、数年前から事業承継の一つの手段としてM&Aを検討し始めていましたが、あるときLPガス卸大手である株式会社サイサンのM&A事例を見て、「M&Aは会社が繁栄に向かうための手段だ」と気づきました。サイサンとのご縁があり、専務取締役の早瀬芳憲氏とともにM&A成約に向けて動き始めました。

しかし、M&Aについて公表された幹部社員からは現状維持を望む声も。お客さまと従業員、そして会社の将来を思う気持ちは同じでありながらも、そのためにM&Aに踏み切るべきか見解が分かれてしまったのです。熱心に説明を重ねるうちに、サイサンがグループ企業の独自性・自主性・地域性を重んじる姿勢であることが伝わり、2024年3月にM&Aが成約。サイサンがグローバルに展開するブランド「Gas One (ガスワン)」のグループの一員となりました。

M&Aの検討から成約に至るまでの経緯や、セキサンが今後描くビジョンについて、苅田氏と早瀬氏にお話を伺いました。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

父から経営を継いで30年。地域密着の信頼厚い老舗ガス会社

セキサン様の事業内容や強みをお教えください。

苅田氏:当社はLPガス・高圧ガスの販売やリフォーム事業を手がけているほか、関連会社のセキサンリテーリング株式会社にてガソリンスタンドも運営しています。地域密着の老舗ガス会社として、地元の皆様との強い絆を築きながら信頼を培ってきたことが強みだと思っています。

苅田様のご経歴をお教えいただけますか?

苅田氏:高校卒業後に大学進学で上京し、社会人になってからは出版業界で編集などの仕事をしていました。30歳を過ぎた頃から家やセキサンのことが気になってきていた矢先、先代社長である父が病気で倒れてしまい、それがきっかけで1995年に津山市に戻り、セキサンに入社しました。

入社直後、取締役に就任して業務を学び、会社の経営は父の右腕として会社を率いていた当時の専務取締役が切り盛りしてくださっていました。そして2年後の1997年に30代で代表取締役社長に就任し、もう30年近く社長を務めています。

社長に就任してから、どのようなことを意識して経営を続けてきましたか?

苅田氏:先代社長が、創業の精神である「真心」を大切にしようとよく言っていました。「真心をもって、縁ある人のお役に立てるよう日々研鑽に努め、チャレンジし続けることによって全社員の物心両面の幸福を追求するとともに、社会の平和と繁栄に寄与する」。私の代になってからも、この企業理念を実現する行動を常に意識してきました。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦
株式会社セキサン 苅田裕也氏

M&Aは「前向きな経営戦略」。大手グループの一員になりたいと思った

苅田様がM&Aをご検討され始めた時期やきっかけをお聞かせください。

苅田氏:fundbookさんと出会ったのは2020年でしたが、それ以前にもほかのM&A仲介会社やメーカーなどからM&Aでの譲渡の提案が持ちかけられることが何度かありました。私も周りの同世代の経営者と同様、後継者をどうすべきか悩んでいたので、M&Aも選択肢の一つとして考えてはいたのですが、当時は諸事情によりすぐには踏み切れない状況に置かれていました。

その諸事情が解決するまでの間、fundbookさんのセミナーに参加したり、色々なM&Aの事例を見たりして自分なりに勉強をしてみたところ、M&Aの目的は後継者問題の解決が本質ではないと気づいたのです。今後も業界の再編が進んでいくでしょうし、規模の経済が働く業界ですから、成長するためにはセキサン単体で突き進んでいくより、大きなグループの力を借りたほうがいいという気持ちになりました。

どういったM&A事例から、M&Aの目的に対する認識が変わったのでしょうか?

苅田氏:まさに、今回当社がM&Aを実施したサイサンさんの事例に最大の気づきを与えられました。経営者としては、M&Aをした後に会社がどうなるのかが一番不安なものです。fundbookさんからM&Aのお相手にサイサンさんを提案いただいた際、開示できる範囲でサイサンさんのこれまでのM&A事例を丁寧に教えていただいたのですが、後継者がいながらもガスワングループに入り、地元でさらに成長・発展を遂げていらっしゃる企業があると知ったんです。「これはもう後継者不在だからM&Aをするのではない。セキサンの将来を考えたうえでも、M&Aは積極的かつ前向きな経営戦略の一つになる」と、M&Aに対する見方が変わりました。

サイサンさんの川本武彦社長の著書『ガスワン三代』(ダイヤモンド社、2010年)も読んだのですが、各社のカラーや従業員を大切にするサイサン流のM&Aで成長していることや、国内外を含めたグループ経営で強化をめざしていることなどがはっきり書かれています。2045年の創業100周年に向けて、「アジア・太平洋地域において総合エネルギー・生活関連事業でリーディング企業になる」という目標を、ガスワングループで達成していくのだと。各社を尊重しながらグループで力を合わせる考えにとても共感し、私たちもガスワングループの一員になりたいと思いました。

サイサン様は、まさに苅田様がM&Aをしたいと心から思えるお相手だったのですね。

苅田氏:実は、M&Aを検討する何年か前にも青年会議所の活動を通じて川本社長とお会いしたことがあり、当時から異色の会社さんだなと注目をしていました。サイサンさんは親子3代で着実に会社を成長させてこられていますし、業界でも珍しく都市ガスの会社も傘下に入れられています。

それに、ガス業界は大手企業間で国内のシェア争いが繰り広げられている一方で、サイサンさんは早期から海外展開を進められています。斜陽化が懸念される業界の中でも、まだまだ勢いの止まらない力強い会社さんだなという印象で、どうグループを拡大させているのか、その戦略にも関心を寄せていました。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

早瀬様は最初に苅田様からM&Aの意向を聞いたとき、どういうお気持ちになりましたか?

早瀬氏:以前からいろんなM&A仲介会社が来社していたことは知っていましたが、苅田社長から最初にM&Aの具体的な考えが伝えられたのは2023年に入った頃でした。ただ、その当時の私は「苅田社長はまだまだ若いし、もっと社長にオーナーとして続けてほしい」という気持ちが強かったので、失礼ながらあえて話を軽く受け流していたんです。しかし、その年の春ごろにはもう社長の意思は固いということが私も理解でき、「当然、私が手伝わないといけないな」と、心境がだんだん変化していきました。

M&Aのお相手がサイサン様と知った際は、早瀬様はどういう思いを持ちましたか?

早瀬氏:遠方の会社さんなので当初はイメージが湧かなかったのですが、詳しく知っていくうちに当社のカルチャーと重なるところが多々あるという印象を受けました。fundbookさんからサイサンさんについて詳しく聞かせてもらったり、自分でも調べたりしていくうちに、「サイサンさんとならM&Aを進めていいのではないか」という考えが私の中でも固まっていき、そこから一気にM&Aに向けて進み始めました。

株式会社セキサン 早瀬芳憲氏

お客さまと従業員を思う気持ちは同じ。幹部社員への説明に奔走

サイサン様とのトップ面談では、どのようなお話をされましたか?

苅田氏:川本社長から「サイサンのカラーになるのではなく、地元に根差したセキサンのカラーを貫いてほしい」と言っていただけたんです。『ガスワン三代』に書いてある通りだと思いましたね。国内だけでなく、海外で拠点を立ち上げるときもその土地の文化や風習を大切にしながら活動されているそうで、すごく興味深いお話を色々と聞かせていただきました。

早瀬氏:当社の独自性や自主性を保ってほしいと話していただけて、サイサンさんの姿勢にさらに魅力を感じました。地方は特に人口減少が加速しているため、生き残りと成長のためには規模の拡大がどうしても必要です。私はサイサンさんとのM&Aがセキサンと従業員を守ることにつながると信じて苅田社長についてきたものですから、その言葉ですごく安心できました。

M&Aを進めるうえで、大変だったことはありましたか?

早瀬氏:M&Aは成約に至ってから社内に知らせるのが通常の手順だと思いますが、当社の場合は持株会があったため、初期は苅田社長と私の二人だけで進めつつも、ある段階で幹部社員だけには話をしておくことにしたのです。正直なところ、彼らに納得してもらうまでが少し難航しましたね。

幹部社員は30年、40年とセキサンで勤めてきた人たちです。代々続くセキサンの苅田社長のもとで頑張ってきたのに、M&Aで譲渡するとなればオーナーが変わるわけなので、なかなかすぐには「そうですか」と受け入れられない気持ちは私も十分理解できます。決してお相手のサイサンさんに何か思っているのではなく、M&Aをすること自体に対して疑問を持ったようで、様々な意見が投げかけられました。

苅田氏:幹部社員としては、自分のことよりお客さまや従業員が心配だったようです。地域密着のセキサンですから、遠方の企業がオーナーになるとお得意様が離れたり、動揺した従業員が辞めたり、業務が滞ったりするのではないかといった声があがっていました。実際にはM&A後にお客さまの離脱や従業員の退職はなかったのですが、やはり当初は不安が大きかったのだと思います。

当社がM&Aをする理由は、将来にわたって繁栄していくためです。しかし、何もしなければ10年は現状維持できたところを、もしM&Aが間違った手段となっていれば逆に短命になる可能性があるから、もっと慎重に行くべきだという意見もありました。

早瀬氏:苅田社長と私の二人だけで進めていたことに対しても、「なんで相談してくれなかったのか」という思いを打ちつけられました。説明は大変でしたが、幹部社員から会社と従業員とお客さまを思う意見が聞けて、皆が愛社精神を強く持っているんだなと改めて実感もしましたね。

最初は批判が出るのも仕方がないと思うんです。ただ、せっかく会社の繁栄に向けたM&Aになるはずが、成約前に私たち二人と幹部社員の間で軋轢が生まれてしまっては元も子もありませんですから、fundbookさんが矢面に立つ役目を担ってくれたり、抱えている悩みについて相談にのってくれたりして、すごく助かりました。

幹部社員の皆様からご納得いただくために、お二人はどのように努めてこられたのでしょうか?

早瀬氏:とにかく話し合う機会を何度も設けました。セキサンと従業員の将来を守りたい苅田社長の気持ちと、その上でサイサンさんとのM&Aがベストな道になることを、少しずつでも理解してもらえるように説明し続けました。

苅田氏:どんな理由でこういう経緯に至ったのかなど、私たちから幹部社員に向けて伝えていることは毎回ずっと同じだったんです。ですが、回数を重ねることが大切でした。サイサンさんとは当初2024年3月のM&A成約をめざしていたところ、社員からは「(M&A成約まで)もっと時間がほしい」という意見も出ていました。ただ、時期を先延ばしにしてかえって状況が悪くなる事態だけは避けたいと思い、予定通り3月の成約をめざして進めてきました。

限られた期間でハードなスケジュールだったにもかかわらず、サイサンさんには役員会に通す事項などをいつもスピーディーに対応いただいたり、2回目のトップ面談では埼玉県の本社や現場をご案内いただいたりと、常に全面的な協力をいただけてとてもありがたかったです。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

事業や商品が拡充しても、地域密着で変わらぬ真心のサービスを届けていく

M&Aが成約したときのお二人のお気持ちはいかがでしたか?

苅田氏:やっと成約まで来られたけど、ここからがスタートだなと身が引き締まりました。今度は従業員にも、ガスワングループとして新たなスタートを切った意識を定着させていかなければいけませんから。

早瀬氏:成約するまでは本当にいろんなことがあったので、私としては「やっとここまで来たか」という気持ちが正直なところでした。

従業員の皆様には、サイサン様とのM&A成約をどのようにお伝えしたのでしょうか?

苅田氏:クロージングの日に従業員全員に集まってもらい、私たちが作った資料を見せながら、資本提携とはどういうことなのか、サイサンさんはどのような会社なのかなど、1時間ほどかけて基本的なことから話をしました。また、幹部社員の数名がデューディリジェンスの段階から携わっていたので、気になることは部署ごとでも随時回答できる体制にしていました。

もう一つ、従業員がもしお客さまやお取引先さまからM&Aについて聞かれたときにも、誤解を与えず正確に説明できるよう、社内向けにFAQも作成しました。そこにも、友好的かつ包括的な資本提携であることや、変わらぬ真心のサービスを提供していくことなどを、改めて明記しています。

お客さまはセキサン様のM&A実施をどう受け止めていらっしゃいますか?

苅田氏:M&A実施について当社からはメディア等で大きく広報はしておらず、お客さまやお取引先さまを訪問した際に個別にお伝えしているのですが、どちらも私たちが驚くほど自然に受け止めていただけているんです。

M&A成約後にサイサンさんから1名が代表取締役専務として出向してくださっていて、年末には一緒に各方面へご挨拶に回ったのですが、お客さまのほうから「変わらぬお取引をお願いします」と言っていただくばかりで、すごくありがたく思いました。現場の従業員がしっかり伝えてくれていたこともよく分かりました。

M&A成約後にセキサン様で変化したことなど、近況をお聞かせください。

苅田氏:グループ入りしてまだ1年目(取材時)なので、業績などが一気に変化したわけでありませんが、想像以上にいろんなことが順調に進んでいます。経営に関しては、将来的にセキサンの社内から幹部や社長を輩出できる体制を構築したく、まずは数年先を目途にサイサンさんから出向してくださっている代表取締役専務が新社長に就任する計画です。今はスムーズな引き継ぎができるよう、準備をしているところです。

事業や現場の業務においては、同じガスワングループで隣の広島県にある会社さんと共同でできる活動を企画しているほか、新たな種類のガスの充填も開始しました。また、グループが展開する電力サービス「エネワンでんき」や、ウォーターサーバー「ウォーターワン」などもラインアップされ、取扱商品が増えてきています。嬉しいことに、今まで控えめなタイプだった従業員が、電力サービスの販売で頭角を現したりしています。

早瀬氏:商品や事業が拡充すると従業員も最初は大変だったと思いますが、同時に「グループ入りして、何か良い方向に変わるんじゃないか」といった期待も膨らんでいるようです。

ただ、M&A直後からあらゆる面が急激に変わってしまうと、それこそ当社の独自性や自主性が損なわれかねませんから、無理に変化しようとするのではなく、引き続き今のペースで徐々に前進していければいいと考えています。

苅田氏:それと、当社に来てくださるサイサンさんのスタッフの方々はいつも礼儀正しく、なおかつ仲間として接してくださっていることを、従業員の皆も身をもって実感してくれているようです。サイサンさんは地域や従業員を大切にしてくださっていますし、実際にはセキサンのオーナーは変わったとはいえ、地域密着の会社としての良さを引き続き貫き通すことができています。

グローバルグループの一員として、津山市のセキサンを重要な拠点にしていく

ガスワングループの一員となったセキサン様。今はどのようなことを心掛けて業務にあたっていますか?

苅田氏:サイサンさんが社員綱領に掲げる「凡事徹底」を念頭に、そして当社が創業以来の企業理念としている「真心」は変わらず軸として、とにかく地元の方々のお役に立ちたいという思いで日々勤しんでいます。また、ガスワングループの経営理念や、グループの使命である「ガスワン憲章」を体現するうえでも、私たちは「真心」を中核に取り組みながら、長期ビジョン「The Gas One Vision2045」を一緒に達成したいと考えています。

グローバルグループの一員である津山市のセキサンとして、胸を張って「We are Gas One」「We are セキサン」と言えるようになろうと、社内で呼びかけ合っています。

セキサン様の今後の目標をお教えください。

苅田氏:2003年にガスワンブランドがスタートして20年。ガスワングループは2024年9月に、株式会社ガスワンホールディングス(旧社名:株式会社サイサンホールディングス)を持株会社としたホールディングス体制に伴い、組織再編が実施されました。私たちも今後のグループの動向に、これまで以上の関心を向けているところです。グループ各社が集まる「Gas Oneサミット2024」では、改めて各社の独自性や地域性を強めていこうという方針が発表され、現にその通り進んでいると実感しています。

今、グループの輪は国内外で何十社にも広がっており、今後もますます規模が拡大していくことでしょう。その中で、当社も臆することなく挑戦をし続け、成長のサイクルにしっかり乗っていかなければいけません。従業員の皆にも、決して孤独に挑戦しているのではなく、グループの仲間とつながって前進していることを体感してもらいたいと思っています。さらに大きな規模へと発展していくグループの一員として、セキサンが重要な一つの拠点となっていくこと。これが、私たちの目標です。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

大手企業とのシナジー効果で、成長のチャンスを再び掴めるはず

株式会社セキサン
代表取締役社長 苅田 裕也氏

現在、全国に1万数千社のLPガス事業者がありますが、直近では毎年500社ほどが廃業している状況にあり、そのほとんどが小規模事業者だそうです。私も岡山県LPガス協会の副会長や津山支部の支部長を務めるなかで、廃業や統合によって急速に事業者数が減っているとよく耳にしています。経営者にはぜひ、事業承継の方法の一つにM&Aを検討のテーブルにのせてみてはどうかと提案したいです。

ただ、譲受する立場の企業にとっても、M&Aは大きな決断であることに変わりありません。決してどんな会社でも譲受したいとは思っておらず、しっかり吟味してから踏み切っているはずです。この業界に限らず、譲渡したくとも譲受企業が見つからずに悩むケースは少なくないため、自社や業界の状況をよく判断して譲渡を検討することが大事です。

当社は、お互いの考えに共感できる大手企業とグループになりました。大手企業と手を組み、シナジー効果を創出することで、縮小が懸念される業界でも再度成長のチャンスを掴む企業事例はきっと今後も出てくると信じています。

M&Aでグローバルなグループの一員に。地域密着の老舗ガス会社の挑戦

担当アドバイザー コメント

岡山県津山市を代表するエネルギー商社のセキサン様と、「我が国を含め、アジア・太平洋地域において総合エネルギー・生活関連事業でリーディング企業になる」をビジョンに掲げるサイサン様のM&Aのお手伝いをさせていただきました。
地域のお客様、従業員を大切にする社風である両社の親和性が高いことに加えて、「前向きな経営戦略」として本件の検討に至ったセキサン様にとって、「エネルギー業界で一番」になることを掲げるサイサン様との提携は最良のご選択だったと考えます。
本件のご成約から1年が経とうとしていますが、取扱商品の拡大やグループ間同士の交流を通して従業員様の期待も膨らんでいるなど前向きなお話を伺っており、大変嬉しく思います。
今後とも両社様の更なる発展を心より応援しております。

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