事業拡大や組織再編のためにM&Aを活用することには、様々なメリットがあります。大企業に限らず、今や多くの中小企業もM&Aを活用してしいます。

ここでは、「M&Aを検討したいが、M&A会社をどのように選べばよいかわからない」「会社の状況にふさわしいM&A手法について詳しいアドバイザーを探している」という経営者のために、M&A会社選びで押さえておきたいポイントをまとめました。M&Aの概要や、おすすめのM&A会社や選ぶ際の注意点などについて解説します。

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成功のためにはM&A会社の協力は必須

まずは、M&Aの概要やどのような手法があるのか、M&A会社の協力が必要な理由などについて解説します。

M&Aとは

M&Aとは、「Mergers and Acquisitions」の略です。Mergersは合併、Acquisitionsは買収を意味し、第三者に会社や事業を譲渡するために実施できる手法が、総称してM&Aと呼ばれています。

国内におけるM&Aは、大企業や中小企業を問わず年々活発化の傾向にあります。『2018年版 中小企業白書』によると、国内のM&A件数は2017年に初めて3000件を超え、2018年は更に数を伸ばし、過去最高の3,850件となっています。M&Aが増加している背景には、「会社を経営する団塊世代の高齢化による引退」や「少子高齢化による後継者不足」などが理由として挙げられるでしょう。

このほか、事業承継や組織再編という目的でもM&Aは有効です。会社経営において、M&Aは今後ますます重要な戦略となってくる可能性は高いでしょう。

M&Aには多くの手法がある

M&Aには、様々な手法があります。

M&A 

株式や事業の譲渡・合併以外にも、会社分割や資本業務提携などもM&Aの手法の1つです。買収における手法は更に株式譲渡や株式交換、第三者割当増資といった種類に分けられます。

それぞれの手法で検討する内容や手続きする内容も全く異なります。そのため、色々な手法の中から「どの手法が自社に合っているのか」という疑問を解決するためには、様々な面から検討する必要があるため、税務や法務、会計に関する深い理解が欠かせません。

自社にふさわしい手法を選び、効果的に実施しようとすると、実務にも知見のあるM&Aアドバイザーが必要となるのです。M&Aを滞りなく成功させるためには、優秀なパートナー探しがとても重要となります。

▷関連記事:M&Aの手法を徹底解説!最適な手法を選ぶためのメリット・デメリットも紹介

おすすめのM&A会社は?

M&A会社の種類は大きく3つに分けられます。1つ目は人力で相手企業を探し、成約までをサポートする仲介業務を行う仲介会社。2つ目は、仲介ではなくどちらか片方につきM&Aに関する助言を行うアドバイザリー会社。最後に、相手企業をオンライン上で探すマッチング業務に特化したマッチングサイトを運営するような会社もあります。

会社によって個人向け、法人向け、もしくはどちらも対応する会社に分けられます。自社がどの業務・顧客を担当しているのかをきちんと確認するようにしましょう。それぞれの特徴は以下の通りです。

仲介会社

M&Aの仲介会社は、文字通り譲渡企業と譲受企業の間に入ってM&Aの仲介を担う会社です。一般的にM&A仲介の専門会社が行っており、双方の条件についてすり合わせを行ったり、客観的な意見やアドバイスを入れたりしながら、M&Aを成約に導きます。

譲渡企業と譲受企業の双方が納得するような、いわゆる「三方良し」のM&Aを目指す会社といえるでしょう。そのため、利害関係者が納得しやすい方法を提案されるなど、M&Aが成立しやすいというメリットがあります。その反面、相手企業の選定が担当者の人力で行われる点や、相手方の要求をある程度のむ必要も出てくるなど、ケースによっては妥協が必要となる可能性もあります。

アドバイザリー会社(FA)

アドバイザリー会社は、M&Aを検討している会社へアドバイス(助言業務)を行う会社で、一部の税理士事務所や弁護士事務所なども同様の業務を行っています。通常は譲渡企業か譲受企業のどちらかに着き、一方の利益を最大限に考えた助言を行うのが一般的です。この助言を行うのがファイナンシャル・アドバイザー(FA)です。

妥協をせず、思い描いたM&Aの実現を後押ししてくれるというメリットがありますが、条件によっては実施に時間がかかったり、強気な条件に設定してしまうとなかなか相手が見つからない、成約しないといったデメリットもあります。

マッチングサイト

M&Aを検討している企業向けに、相手企業を見つける手助けをするためのマッチングサイトを運営している会社もあります。仲介会社やアドバイザリー会社とは異なり、譲渡価額の交渉や手続きのサポート、アドバイスは基本的に行いません。社名を伏せた上で譲渡企業の概要をまとめた情報をサイトに掲載し、譲受企業はそのサイトの中から希望の案件を探して、問い合わせを行い交渉をスタートします。

メリットとしては、仲介会社やアドバイザリー会社と比べて手数料が安いことや、会社によっては直接交渉ができるため、交渉をスピーディーに進めることができる点です。

一方で、交渉や手続きを全て自分で行わなくてはいけないというデメリットがあります。譲渡企業では、秘密保持の観点から基本的にはオーナー1人でM&Aの手続きを進めることになります。法務、財務、税務などM&Aの実施に必要となる専門知識に関して、助言なしに進めることは非常に難しいです。加えて通常業務と並行して行うことになるため、時間の面でも苦労を要するでしょう。
また、交渉の面でもM&Aに積極的な譲受企業とは経験や知識に差がある場合が多く、M&A専門のチームを設けているような会社もあります。初めてM&Aを検討する譲渡企業にとって、専門家に頼らずに進めることはあまり有利な状況とはいえないでしょう。

このように、仲介会社とアドバイザリー会社、マッチングサイトのそれぞれにメリットとデメリットがあります。M&Aにおいて何を重視するのかによってM&A会社の選択先は変わります。予算・期間など、どのような条件で行うかを明確にした上で比較検討するとよいでしょう。

M&A会社を選ぶ時の注意点

最後に、M&A会社を選ぶ時の注意点について解説します。

仲介会社やFAの中には「着手金だけもらって何もしない」「とにかく成約さえして報酬を貰えれば良い」と考える会社も、残念ながら存在します。また、基本的には専任契約を結びM&Aを進行していくことになるため、途中で依頼する会社を変更することはできません。
以下の注意点を抑えた上で、安易に決めずに複数社を比較検討した上で決めるようにしましょう。

注意点1:費用は会社ごとに異なる

M&A会社では、相談料や成約時の手数料などの費用が発生します。手数料や報酬金額は、税理士事務所や弁護士事務所に依頼するか、または仲介の専門会社にお願いするかによって異なります。また、自社の規模や譲渡価額によっても費用は変わるので注意しましょう。

M&A会社を選ぶ際、コスト面を重視することは大切です。しかし、費用の安さだけを選択肢のメインに置くことはおすすめしません。仲介会社とアドバイザリー会社では、それぞれフォローできる範囲や得意分野が異なります。かかる費用の安さだけを比較して飛びついてしまうと、本来M&Aで得られるはずのメリットが実現できずに失敗の原因となる可能性も否定できません。サポートやマッチングの内容と照らし、料金体系が明確かどうか、納得できるものであるかも確認することが重要です。

M&Aの仲介会社の料金の仕組みに関しては、以下の記事にて解説しています。

▷関連記事:M&Aアドバイザーに支払う料金は?料金体系で確認すべき点を解説

注意点2:有名な大手企業=自社に合っているではない

一部の仲介会社では、マッチング報酬や案件に着手することで料金が発生するモデルなっています。そのため、M&A後に期待される会社のシナジー効果よりも、マッチングや受任を第一優先とする会社も少なからず存在します。料金体系をきちんと確認した上で依頼するようにしましょう。

「有名だから」「大手だから」といった視点で選ぶよりも、「いかに自社に寄り添い、最適な策を提示してくれるか」といった視点が大切です。そういったポイントを押さえ、親身に相談に乗ってくれるM&A会社を選ぶことをおすすめします。安易に契約せず、M&Aアドバイザーが信頼できるかどうか判断できるまで、きちんと話をするようにしましょう。

注意点3:真摯に相談に乗ってくれるか。M&A会社の業務範囲は確認を

希望する結果を得るためには、採用する手法も様々です。M&Aでは、どの手法を取るかによって手続きが大きく異なります。そのため、財務や法務、税務や業界ごとの専門知識など幅広い知識が欠かせません。
実際に手続きが始まってからも、契約書などの各種書類について、自社にフィットしたオーダーメイド式のものを作成してくれるのか、案件の特徴に合わせたアドバイスが得られるのか、といった細かな点もチェックしておきたいところです。M&Aアドバイザーの経験や実績も確認すると良いでしょう。

また、M&Aにおける税務仕訳をどのようにすればいいか、利益相反が発生していないかどうかなどといった点についても、M&Aを進めるうえで大きな問題となります。適正なM&Aを行うためには、幅広い専門知識を持つパートナーを選ぶことが大切です。

まとめ

M&A会社には仲介会社やアドバイザリー会社などいくつかの種類があり、どのM&A会社を選択するかによって成功が左右されると言っても過言ではありません。
M&Aを成功させるための重要なパートナーとして、優秀なM&A会社を選ぶことが重要となります。知識やサポート体制、自社に寄り添ったアドバイスが得られるかなど、よりニーズに合った方法を提供してくれるM&A会社、確かな知識と実務における信頼性がある存在を選びたいものです。

弊社「FUNDBOOK」では、ハイブリッド型のM&Aサービスを提供しており、M&Aプラットフォームによるマッチング業務と数多くの実績と経験を積んだM&Aアドバイザーによる仲介業務の両方を行っております。

弊社のプラットフォームには、ITから製造、飲食、建設まで、弊社M&Aアドバイザーが厳選した幅広い業界の譲渡案件を掲載しており、譲受企業様のご利用社数は約3,000社へ拡大しています(2019年2月現在)。このプラットフォームを駆使することで、よりご希望に合った相手先をスピーディーに見つけやすいという特徴があります。実際に成約した事例として、わずか3ヶ月でスピード成約した事例もあります。

また、費用面では成果報酬方式をとっており、相談料・着手金・月額報酬は頂いておりません。納得できるM&Aを実現していただくため、M&Aに関するご相談はどんなことでも承っておりますので、検討を始める段階でまずは気軽にご相談ください。

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