飲食店 M&A

飲食業界のM&A

飲食業界は高度成長期から右肩上がりに成長し続けてきましたが、1997年をピークに減少に転じ、現在は少しずつ回復傾向にあります。しかし、少子化の影響や健康食の台頭などにより、飲食業界は目まぐるしい変化の波にさらされており、特に人手不足は年々深刻化しています。

飲食業界 M&A

幅広い顧客ニーズに対応しながら、人材確保と業務効率化、コストカットを実現するために、飲食業界ではM&Aを実施するケースが増えています。

▷関連記事:M&Aとは?M&Aの目的、手法、メリットと手続きの流れ

飲食業界におけるM&A活用のメリット

飲食業界におけるM&Aでは、譲渡企業・譲受企業でそれぞれに次のようなメリットがあります。

譲渡企業のメリット

・後継者問題を解決できる

・まとまった譲渡対価を得ることで、経営者の生活に余裕がでる

・コア事業に集中することで、事業を強化できる

・大手グループの傘下に入ることで社会的信用が増し、安定した経営が実現できる

・大手グループの仕入先やシステムを共有することで、コスト削減や業務の効率化を実現できる

・従来のスタンダードであった「居抜き」(以前営業していた設備・内装のまま売買すること)よりも高い金額で売却できる

譲受企業のメリット

・屋号を受け継ぐことで、これまでのブランドを活用して安定した基盤のもとで事業が始められる

・実務経験の豊富な人材を確保できる

・営業中の店舗をそのまま引き継ぐことで、開業費用を大幅に抑えることができる

・顧客や取引先を引き継ぐことができる

・自社にはないノウハウや顧客基盤を獲得でき、事業を拡大することができる

・新規事業に進出できる

M&Aを実施する際に注意したいこと

飲食店 M&A

飲食業界におけるM&Aには、以下のように注意すべきポイントもあります。

譲渡企業の注意点

・店舗の立地環境や顧客層、店舗の設備が譲受企業のニーズに必ずしも合致しているとは限らない

・実店舗を含めた事業譲渡の場合、店舗設備の動作状況やメンテナンス状況によって契約金額が変動するため、契約後に故障などが起きないよう日々のメンテナンスを欠かさず行い、不具合などがある場合は必ず正直に伝える

・居抜きと異なりM&Aは成約までに時間を要する場合が多いので、相手が見つかり次第、すぐに動けるよう早期の準備が大切

譲受企業の注意点

・飲食業界では後継者不在、人材確保、新規開拓、業務効率化など、さまざまな目的でM&Aが行われるため、自社のニーズとマッチした譲渡企業を見つけることが大切

・似たような業態同士でも目的が異なるとうまくマッチングしないことがあり、譲渡企業・譲受企業双方のニーズを事前にしっかりと把握した上で契約を結ぶことが重要

弊社にいただく飲食業界のM&Aご相談の例

FUNDBOOKでは、M&Aに関するさまざまな相談を無料で承っています。ここでは、飲食業界におけるご相談例の一部をご紹介します。

飲食 M&A

Aさん(関西・居酒屋チェーン店経営)
 
地方都市を商圏エリアとして積極的にチェーン展開しています。気軽に入れるお店づくりを心掛けながら、食材の品質にこだわり、幅広い層に支持されています。
 
この度、会社の更なる発展のため、地元の優良飲食店への株式譲渡を希望しています。

 

飲食 M&A

Bさん(関東・蕎麦屋経営)
 
首都圏の観光スポット周辺や駅近など、立地の良い場所で蕎麦屋を数店舗経営しています。上質の国産そば粉を使ったオーナーの手打ちそばには長年の固定客も多く、また近年は外国人旅行者も来店することが増えてきました。
 
しかし、オーナーが高齢で体力の限界から引退を検討しており、後継者もいないことから譲渡先を探しています。

 

飲食 M&A

Cさん(中国・洋菓子店経営)
 
瀬戸内海に面した郊外のロードサイドを中心に、複数店舗を展開している洋菓子店です。おいしさだけでなく、地元産の健康食材にこだわって考案した主力のケーキは、地元でも高い評価を得ており、連日列ができるほどの人気となっています。
 
この度、販路の拡大を目指して、共に奮闘してくれる提携先を求めます。

飲食業界におけるM&Aをお考えなら

飲食店 M&A

飲食業界は、ヒット商品やメニューなどがブームになることも多く、事業規模がめまぐるしく変化する業界です。そのため、M&Aも活発に行われています。地元で知られた老舗の個人店舗から、全国展開する大手外食チェーンまで、今や業態や規模を問わずM&Aが当たり前になりつつあります。

地方の名店が都市部に出店したり、海外での日本食ブームを受けて国外に拡大したりしていくこともあります。M&Aでは、自社ならではの強みを活かしつつ、弱点をカバーできるようなパートナー企業選びをしっかりと検討していくと良いでしょう。