3ヵ月のスピード成約――会社発展のためのM&Aという選択|FUNDBOOK(ファンドブック)成約事例

ビッグデータ解析やディープラーニング、ブロックチェーン技術など、日々目まぐるしく変化し続けている今日。加速度的に激変する経済の基盤を支えているIT業界は、とくに変化が激しくスピード感のあるビジネスが非常に重要となっています。

スピード感は技術だけでなく、M&Aにおいても非常に重要です。通常、成約まで約半年から2年とも言われる企業同士のM&Aですが、FUNDBOOK(ファンドブック)にてわずか3ヵ月で成約となりました。

そのM&A仲介を担当した弊社のアドバイザーである田中が、譲渡企業の元代表取締役社長に、M&Aを検討し始めたきっかけや、譲渡後の変化について話を伺いました。

 

ディレクションができない人が多い。課題を感じて会社を立ち上げ

——創業の経緯を教えてください
創業のきっかけは、前職であるウェブ制作会社時代に「世の中にはちゃんとディレクションができる人って少ないんだな」と感じたことから始まっています。

大手広告代理店と一緒にプロジェクトを進めていた時のことでした。かなり大きなプロジェクトだったので、毎回、大手広告代理店の担当者が10人近く会議に参加していました。それだけの人数が参加しているのにも関わらず、ディレクションの実務がきちんとできる人がほとんどいなかったんですよね。これは私にとってショックでした。

例えば、プロジェクトの進め方。私たちの経験からすると、まずサイト全体のワイヤーフレーム(ウェブサイトにおける設計図のようなもの)を詰めてから、その後デザインに着手するという流れが一般的です。設計をきちんとした後にデザインをするので、工程に無駄がありません。しかし、当時の広告代理店のディレクターからの依頼は「まずはデザイン案を数パターン出してほしい」というものでした。

その流れだと無駄が多いんじゃないかと説明しましたが、結局半ば強制的にそのやり方でプロジェクトを進めることになりました。案の定、クライアントからはプロジェクトの進め方で怒られる羽目になったという苦い経験があります。その中で「ディレクションができる優秀な人間がたくさんいるウェブ制作会社を作りたい」という思いが芽生え、創業に至りました。

 

——会社の経営においてどんなことを心掛けていましたか?

創業当初から「丁寧に仕事をすること」を念頭に置いて経営しています。ディレクションやディレクターの実態に課題を感じ、それらを解決するために創業に至ったので、当初から制作やディレクションまで一つ一つ丁寧な仕事を心がけていました。そういった意味では、経営目線というよりもプレーヤー目線だったかもしれません。

その後、徐々に会社の規模も大きくなり、従業員が増えるにつれて経営者目線で会社のことを考える必要性が出てきました。そこから「丁寧に仕事をする」というマインドを従業員に啓蒙することに力を入れ始め、とにかくクライアントの仕事やプロジェクトの全容を把握することがどれだけ大事かというのを伝えていましたね。従業員が皆丁寧に仕事をしてくれると、顧客満足が上がり次の仕事に繋がりやすくなりますから。

なので、まずは何よりも「丁寧な仕事をする」ということが最重要です。

 

役員の退職をきっかけに考え始めた会社の方向性

——M&Aを検討されたきっかけは何だったのでしょう?また、いつから考えていましたか?

立ち上げから一緒に経営してきた役員が退職したことが大きな転換期でした。元々は株式譲渡なんて全く考えていませんでしたが、今後の経営の方向性を考えていたときに、ちょうどタイミングよくFUNDBOOKから連絡をいただいたのがM&Aを検討することとなったきっかけです。

 

——ではなぜFUNDBOOKに依頼しようと思ったのでしょう?

理由は2つあって「田中さんが骨のあるアドバイザーだったこと」と「ご提案いただいた譲渡候補先が的確だった」という点です。

最初はあまり乗り気ではない状態だったので、会ってそうそう「やっぱりいいです」と断っていました。ただ「御社にとってもプラスになる情報なのでお話だけでも」という積極性が好印象で、そこまで言うのなら話を聞いてみようということで話を伺うことにしました。

そして2回目にお会いしたときにいただいた譲渡候補先のリストが、弊社とシナジーのありそうな候補先ばかりだったのも、大きな理由の一つです。確かにここに譲渡したら面白そうだな、とかここだったら譲渡しても良いかもとイメージができました。そこから本格的に依頼しようと思い、現在に至ります。

 

——FUNDBOOKの担当者の印象はいかがでしたか?

依頼する立場としては、FUNDBOOKはまだ設立の浅い会社だったので不安が尽きませんでしたが、田中さんのコミットしてくれる姿勢を見て、依頼して良かったと思っています。

他に2社ほどM&A仲介会社への相談を進めていましたが、こちらの要望に対してガッツがあったのは田中さんだったんですよ。食らいつく姿勢と言いますか。実際、条件交渉や譲受候補企業とのマッチ度は、他社と比べても群を抜いていたと思います。

実際、そういった経緯もあってM&Aを検討している友人には田中さんをご紹介していますし、好評いただいていますよ。

 

——M&Aの話を進めていく中で不安に思われたポイントはありますか?また、解消されたきっかけを教えてください

M&Aをする上での不安はさまざまでしたが、特に「従業員にM&Aを検討している旨を悟られないか」と「契約段階で交渉決裂しないか」という2点の不安が大きかったですね。

まずは「従業員にM&Aを検討している旨を悟られないか」という点です。M&Aを検討しているということは、傍から見れば会社を手放そうとしているということになります。そのため、M&Aをすると言うことが従業員の耳に入ると、こちらが意図していることとは違うネガティブな解釈をするのが普通だと思います。従業員からの信頼度や仕事に対するモチベーションが下がるし、経営にも大きく影響が出てくる。それを考えると、やっぱりM&Aを従業員に悟られないかというのが一番の不安でした。

また、交渉を重ねた譲渡候補企業との破談の可能性から来る不安は、常に付きまとってきます。M&Aでは、デューデリジェンス(会社の資産価値査定)など大詰めの段階で破談というお話も少なくありませんし、時間をかけて交渉を重ねてきた後に破談となってしまうと時間の損失は大きいです。なので、契約書を交わして成約するまで本当に不安でした。

この2点の不安は、M&Aアドバイザーが寄り添ってくれているとはいえ、最後まで拭いきれませんでした。こういった不安は、ITに関わらずどんな業界の社長でも感じることなのではないでしょうか。

 

——成約まで3ヵ月で成約というスピードにこだわって交渉を進めた理由はなんでしょうか?

上記のような不安も大きいですし、やっぱりM&Aにおいてもスピード感を持って進めていきたいということもあって「3ヵ月以内に成約」という条件を設けさせていただきました。

M&Aには半年から2年程度かかることは知っていましたが、そのスピード感では、短期間で変化し続けるIT業界では遅すぎますし、仮に成約しなかったとなれば、それだけの時間が勿体ないと思っています。

元々M&Aを検討していなかったこともありますし、決めた期間で決まればご縁だし、決まらなければ自分でそのまま続けるだけと思い、半ば「やれるもんならやってみろ」という気持ちで依頼をしたのですが、まさかその期間で実現してくれるとは思いませんでした。結果的に良い譲渡先に巡り会えましたし、満足できるM&Aができたと思っています。

 

——短期間で数十社にお話を伺ったとのことですが、譲渡を決めたきっかけはなんでしたか?
実際に会ってみて、お相手の社長は良い意味で変化の少ない社長だと感じました。短期間でM&Aを行いたいという思いもあり、これまで30社ほどの譲受候補先とお話させていただきましたが、最初に提示された条件が変わったり、良く見える見せ方をする社長が多いんですよね。

そんな中で、私が譲渡先として選んだ会社の社長は、最初に初めてお会いしたときから控えめな方でした。「ご縁がありましたら是非」というような言いぐさで、最初は「本当にうちとM&Aする気はあるのかな?」と思ったほどです。

でも次に合ったときも同じトーンで、その次も、その次もと結局最後まで同じ雰囲気だったんです。やりがいやビジョンが魅力的な譲受候補先はほかにもありましたが、逆にそのブレない姿勢が印象的で「ここだったら上手く行きそうだし、条件を守ってくれそうだ」と感じました。契約日を日程まで確定して連絡してくれたスピード感も魅力的なポイントでしたね。

 

——熱意が高いほどスピード感があるということかもしれませんね。譲渡後はいかがですか?

譲渡した後も譲受先の社長の姿勢は一定で、とても安心感があります。私は譲渡先の会社にグループインした形で現在も社長を続けていますが、ビジネス的なシナジーが強く感じられています。

例えば、これまで私たちの技術や規模だけでは難しい案件があった場合には、外注先を探す必要がありました。外注した場合は費用も余計に掛かるし、外注先を選ぶだけでも一苦労です。現在はこういった案件もグループ内で完結できるし、外注先が急に飛んでしまうというリスクもありません。また、案件を受注しすぎてしまった場合でも、グループ内に案件を受け渡すこともできます。

グループインすることで販路が広がりますし、グループの力を借りることで受注できる案件の幅が大きく広がりました。こういった意味でもグループの一員として仕事をするのは安心感がありますね。「グループインするってこういうことか」と。

最初はグループインすると譲受先に振られた案件を無理やりにでもこなさなきゃいけなかったり、譲渡先のやり方に迎合する必要があるといったことは懸念していました。ですが、私の場合は無理やり案件が振られるといったことは全くありませんでした。とても恵まれた環境だと実感しています。

 

——貴重なお話をありがとうございます。では、これからM&Aを検討するIT企業の代表に向けて一言いただけますでしょうか?

M&Aに対してネガティブな印象を抱いている人や、とくに自分には関係ないと、関心を持っていない経営者が大半だと思います。私も同じように関心を持っていませんでしたからね。そんな無関心なところからでもM&A を成功させる鍵は、自社の方向性を理解してくれるM&Aアドバイザーと一緒に、落とし所を見つけながら、希望する譲受先を見極めることです。それができれば、満足のいくM&Aができると思います。

M&Aに対してよくないイメージを持っているのは、やっぱりM&Aをした後の未来が描けないからだと考えています。現状に不安を抱えたままよりも、ちょっと勇気を出してM&Aの話を聞いてみれば、自分にとってプラスになることがあるかもしれません。FUNDBOOKでは無料相談を行っているようですので、まずはお話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。

 

弊社アドバイザー田中より一言

今回お話を伺った譲渡企業オーナーは30代とまだお若いですが、会社の更なる発展のためにM&Aという手段を選択されました。技術の進歩と比例して成長スピードが速いIT業界において、事業の継続や拡大を果たすためには、相乗効果を発揮できるパートナーをいかに早く探し出すかが重要な要素の一つです。

本件の譲渡オーナーはM&A後も譲受企業のグループ社長として職務を継続し、グループ内のリソースを活用し、現在は事業の拡大や新規事業展開に専念されています。また、グループインすることで、これまでオーナーが一人で行っていた煩雑な事務手続きなどを本社が一括して引き受けてくれたため、業務におけるストレスが軽減したとのことです。

今回は3ヵ月で成約という短い期間でのM&Aですが、これまで以上に活き活きと仕事に取り組まれる姿を拝見し、本件に携わらせて頂けたことを改めて嬉しく思いました。今後の成長と発展が非常に楽しみです。

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